豚がつづる読書ブログ
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切り裂きジャック・百年の孤独 (集英社文庫) 島田 荘司 集英社 1991-08-20 売り上げランキング : 377736 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
★★★
19世紀末、ロンドンを震撼させた切り裂きジャック事件。
百年後のベルリンで、同様の手口による娼婦連続猟奇殺人が起こる。
切り裂きジャック事件が百年の時を経て蘇り、そして完全解明される!
事件の百年後にまた同じような事件が起きたという設定で、独自の新解釈によって真相に迫る、という趣向の作品。
アクロバティックな推理にはびっくりでしたが、意外な動機が妙に納得できました。
案外これが本当といわれても信じてしまうかもしれない。
血腥い陰惨な描写が多いのでちょっと辟易しましたが、それ以外は楽しんで読みました。
(2012年1月読了)
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★★
ひきこもり探偵シリーズ完結編。
動物園での野良猫虐待について調査を行う鳥井と坂木。
ついに鳥井が引きこもりになった原因が明らかになり、鳥井はその原因となった人物と対峙する。
単なる友情というにはきわどすぎる二人の関係に一応の決着がつきます。
その決着はどうなのかな、と疑問ではありますが、一歩を踏み出した二人を応援したい気持ちになりました。
今回も事件もひねりがなく一本調子で、ささっと解決してしまうのでちょっと肩すかしをくらいました。
善意だらけの生温かい人間関係やプロらしからぬ文章運びには違和感を感じながらも完結編まで読んでしまったのは、その危うさが魅力なのかもしれないなーと思いました。
(2011年11月読了)
ひきこもり探偵シリーズ完結編。
動物園での野良猫虐待について調査を行う鳥井と坂木。
ついに鳥井が引きこもりになった原因が明らかになり、鳥井はその原因となった人物と対峙する。
単なる友情というにはきわどすぎる二人の関係に一応の決着がつきます。
その決着はどうなのかな、と疑問ではありますが、一歩を踏み出した二人を応援したい気持ちになりました。
今回も事件もひねりがなく一本調子で、ささっと解決してしまうのでちょっと肩すかしをくらいました。
善意だらけの生温かい人間関係やプロらしからぬ文章運びには違和感を感じながらも完結編まで読んでしまったのは、その危うさが魅力なのかもしれないなーと思いました。
(2011年11月読了)
★★★★
雑誌社で働く斉木が、取材で訪れた世界各地で遭遇する謎を描いた物語。
日本の常識でははかりしれない動機から起こる、限定状況での殺人というシチュエーションをうまく使って、驚きの結末へと導いてくれます。
人種や国が異なると常識や物事の見え方が異なる、という当たり前のことに唸らされました。
文章も叙情的で遊びがあり、安心して読める。
新人なのに引出しが多そうだし、何事もそつがなく巧くて、これからが楽しみな作家さんです。
(2011年11月読了)
雑誌社で働く斉木が、取材で訪れた世界各地で遭遇する謎を描いた物語。
日本の常識でははかりしれない動機から起こる、限定状況での殺人というシチュエーションをうまく使って、驚きの結末へと導いてくれます。
人種や国が異なると常識や物事の見え方が異なる、という当たり前のことに唸らされました。
文章も叙情的で遊びがあり、安心して読める。
新人なのに引出しが多そうだし、何事もそつがなく巧くて、これからが楽しみな作家さんです。
(2011年11月読了)
★★
シリーズ第2弾。
ひきこもり探偵の鳥井が、友人の坂木司が持ち込んでくる謎を解くことによって友人が増え、世界が広がってゆく。
トラウマを抱えた鳥井と、鳥井の「外の世界の窓口」を自負する坂木は相変わらずの共依存関係。
鳥井が他者を受け入れる様子に葛藤を覚える坂木が幼すぎて辟易しますが、坂木がそれをどう受け入れるのか、変化の兆しが見え始めた二人の関係が気になります。
ミステリとしては論理に無理のある展開が多く説教臭いので、ちょっと白けてしまいました。
(2011年11月読了)
シリーズ第2弾。
ひきこもり探偵の鳥井が、友人の坂木司が持ち込んでくる謎を解くことによって友人が増え、世界が広がってゆく。
トラウマを抱えた鳥井と、鳥井の「外の世界の窓口」を自負する坂木は相変わらずの共依存関係。
鳥井が他者を受け入れる様子に葛藤を覚える坂木が幼すぎて辟易しますが、坂木がそれをどう受け入れるのか、変化の兆しが見え始めた二人の関係が気になります。
ミステリとしては論理に無理のある展開が多く説教臭いので、ちょっと白けてしまいました。
(2011年11月読了)
★★★
「引きこもり探偵」鳥井と、彼を外に連れ出そうとする親友の坂木のコンビ。
彼らが巻き込まれた事件を連作で綴る、「日常の謎」ミステリ短編集。
事件を解決するごとに事件の関係者と友達になっていくのですが、様々な事情で問題のある彼らがとても魅力的。
登場人物が善人だらけだけど、人の優しさを信じていこうとする姿勢が読んでいて心地よいです。
ただ、鳥井と坂木の密な関係が読んでいる間気になってしょうがない。
友情を通り越して共依存状態というか、疑似ホモというか…。
二人の関係がこれからどう変わっていくのか、続編も読んでみようと思います。
作者は覆面作家だそうですが、文章から想像するに女性かな、と思いました。
(2011年10月読了)
「引きこもり探偵」鳥井と、彼を外に連れ出そうとする親友の坂木のコンビ。
彼らが巻き込まれた事件を連作で綴る、「日常の謎」ミステリ短編集。
事件を解決するごとに事件の関係者と友達になっていくのですが、様々な事情で問題のある彼らがとても魅力的。
登場人物が善人だらけだけど、人の優しさを信じていこうとする姿勢が読んでいて心地よいです。
ただ、鳥井と坂木の密な関係が読んでいる間気になってしょうがない。
友情を通り越して共依存状態というか、疑似ホモというか…。
二人の関係がこれからどう変わっていくのか、続編も読んでみようと思います。
作者は覆面作家だそうですが、文章から想像するに女性かな、と思いました。
(2011年10月読了)
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プロフィール
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sis
性別:
非公開
趣味:
読書
自己紹介:
読むのがすごく遅いけど、小さい頃から本を読むのが大好き。
大好きな作家は、ジョン・アーヴィング、筒井康隆、津原泰水、中上健次、桐野夏生、北村薫、金井美恵子、梨木果歩。
コンプリート中なのは宮部みゆき、恩田陸、松尾由美、三浦しをん、桐野夏生、北村薫。今のところ、多分著作は全部読んでいます。
大好きな作家は、ジョン・アーヴィング、筒井康隆、津原泰水、中上健次、桐野夏生、北村薫、金井美恵子、梨木果歩。
コンプリート中なのは宮部みゆき、恩田陸、松尾由美、三浦しをん、桐野夏生、北村薫。今のところ、多分著作は全部読んでいます。
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