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豚がつづる読書ブログ
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民王 (文春文庫) 民王 (文春文庫)
池井戸 潤

文藝春秋 2013-06-10

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★★★

ある日、総理大臣の武藤と息子の翔の人格が突然入れ替わってしまう。
原因を探りながらも、とりあえずは入れ替わりの状態で過ごすことを余儀なくされる二人。
翔はろくに漢字も読めず国会答弁に苦労する一方、父親も息子の就職活動で面接官を論破してしまい苦闘する日々を送るが…。

今まで読んだ池井戸作品は全てリアル路線だったので、人格入れ替わりという話に最初はとまどいました。
池井戸さんもこんなSFみたいの書くんだ~、とすごく意外でした。

軽い政治エンタメ小説の体裁を取りながらも、社会や政治へのメッセージがストレートに込められた熱いお話です。
武藤のような、保身に走らず民意に耳を傾ける政治家がどれくらいいるんだろう…と考えると寒気がしますね。

(2015年7月読了)
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読書
自己紹介:
読むのがすごく遅いけど、小さい頃から本を読むのが大好き。

大好きな作家は、ジョン・アーヴィング、筒井康隆、津原泰水、中上健次、桐野夏生、北村薫、金井美恵子、梨木果歩。

コンプリート中なのは宮部みゆき、恩田陸、松尾由美、三浦しをん、桐野夏生、北村薫。今のところ、多分著作は全部読んでいます。
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