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豚がつづる読書ブログ
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★★★★★5つ!

図書館シリーズ最終章。
革命と言う名の通り、表現の自由を手に入れるために図書隊が仕掛ける大きな賭け。
自由を検閲から守る最後の攻防戦。

郁と堂上のラブコメ要素が割と少なかったのでイライラすることなく読めました。
だらけがちなアクションシーンもテンポ良く進み、後半の展開にはただただ圧倒して、最後までもってかれました。

表現の自由という重みについて、よく考えさせられたシリーズです。
この小説ほど極端ではないけれど、表現者が差別用語を避けるという無意識的な検閲は現実に存在している、と聞いたことがあります。
その延長線上に郁達の世界がある、と想像するだに恐ろしい。

良くできたエンタメ小説だと思います。

(2008年3月読了)

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読書
自己紹介:
読むのがすごく遅いけど、小さい頃から本を読むのが大好き。

大好きな作家は、ジョン・アーヴィング、筒井康隆、津原泰水、中上健次、桐野夏生、北村薫、金井美恵子、梨木果歩。

コンプリート中なのは宮部みゆき、恩田陸、松尾由美、三浦しをん、桐野夏生、北村薫。今のところ、多分著作は全部読んでいます。
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