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豚がつづる読書ブログ
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★★★

ひきこもり青年の悪魔祓いを頼まれた男の話と、株誤発注事故の原因を調査する男の話が交互に語られる。
物語に西遊記の孫悟空が出現した時、ばらばらに見えた事がやがては収束に向かっていく。

読んでいくうちに何が現実で何が幻想がわからなくなり、読み解くのに一苦労でした。

物語が自在に転がっていく楽しさがみなぎっていて、物語の力を感じましたが、正直、最近の伊坂さんはどこへ向かおうとしているのかな?と不思議でいっぱいです。

よくこんなお話を思いつくなあ…。

(2010年12月読了)

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★★★

借金のため「あのバス」に乗せて連れて行かれることになった五股男が、お目付け役のデスピサロ級巨漢女とともに女性たちに別れを告げに行く。

小気味よい会話やテンポ良い展開、久しぶりに伊坂さんらしいお話。
5人の女性たちのキャラや、突然の別れ話に対する反応がそれぞれ面白く、飽きない。

「あのバス」に乗るとどこに連れて行かれるのだろう…。

(2011年4月読了)

★★★

ある天才野球選手の人生を淡々と描いた、伝記のような物語。

圧倒的な才能を持つ人間がどのように生き、周りの人間に何をもたらすのかを描いている…のかな。
伊坂流の、寓意のないおとぎばなしという感じ。

主人公は自身の才能に対し葛藤がなく、超然とただ存在する。
感情移入が出来ないので、 彼にとっての人生や幸せがどのようなものか想像しがたく、何と言っていいのか、ただただ不思議な読後感でした。

(2011年6月読了)

★★★★

読み始めて「主人公の父親が4人」と知った時は、すごい駄作になるにちがいない!と思ったのですが、 なかなかどうして、面白かったです。

中盤の展開にダルさがありましたが、 今回も作者お得意の洒脱な会話や仕掛けがあり、いつもぶれがなく安心して読むことができます。
サクサクと読めるので息抜きするのにぴったりな本です。

(2010年8月読了)

★★★★

いつものような凝った構成、パズルのピースを当てはめていくような気持ちよさ、映画のような洒落た会話。
予定調和的な面白さ。

エンタメに徹していて面白かったんだけど・・・それ以上の感動や心に残るものが個人的にはあんまりなかった。

(2008年5月読了)

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プロフィール
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sis
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趣味:
読書
自己紹介:
読むのがすごく遅いけど、小さい頃から本を読むのが大好き。

大好きな作家は、ジョン・アーヴィング、筒井康隆、津原泰水、中上健次、桐野夏生、北村薫、金井美恵子、梨木果歩。

コンプリート中なのは宮部みゆき、恩田陸、松尾由美、三浦しをん、桐野夏生、北村薫。今のところ、多分著作は全部読んでいます。
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