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豚がつづる読書ブログ
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昨日まで不思議の校舎 (創元推理文庫) 昨日まで不思議の校舎 (創元推理文庫)
似鳥 鶏

東京創元社 2013-04-26

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★★★

葉山君シリーズ五作目。
葉山の通う市立高校で、「学校七不思議」になぞらえた事件が次々と校内で起きる。
例によって事件に巻き込まれた葉山と友人たちは共に捜査に乗り出すが、一向に解決の糸口は見えず、卒業生の伊神さんを頼るが、意外な真相が明らかになる―。

細かい事件がいくつかあり、ちょっと要素が多すぎるかなという気はするのですが、手堅くまとまってます。
第一作からの謎が解決されるという怒涛の集大成となった今作はシリーズ一区切りって感じですね。

日常ミステリだけでなく、発展途上な主人公の成長物語というところにも本シリーズの楽しみがあるわけですが、主人公以外の面々の成長も窺えて感慨深いです。

葉山君とミノは事件にも変に慣れちゃってしっかりしてきた気がするし、伊神さんも事件当事者や葉山君に対しての配慮を見せてくれるようになったし。
何より、葉山君がヒロインに対しての思いを今作ではっきりさせてくれたのが親戚の子が成長したような感じで嬉しかったです。

シリーズに区切りがついただけでこれで完結じゃないそうなので、次のステージが楽しみです。

(2014年10月読了)
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晴れときどき涙雨 髙田 郁のできるまで (幻冬舎文庫) 晴れときどき涙雨 髙田 郁のできるまで (幻冬舎文庫)
髙田 郁

幻冬舎 2014-12-04

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★★★★

高田郁さんのエッセイ集。

「みをつくし料理帖」はどのような方が書いたのだろうという興味から読んでみました。

漫画原作者時代の取材、司法試験の挫折、阪神大震災や交通事故。
さまざまな困難を乗り越えた彼女だからこそ、紡がれる文章は人の痛みに敏感で優しさに満ちたものになるのだろう、と納得できました。

このエッセイも他の小説も、すごく文章に温度を感じさせてくれるんですよね。
至極まっとうなバランス感覚と、文章にうまく感情を乗せて人に伝えることのできる力を持ち合わせた稀有な方なんじゃないかなー、と思います。

力強さはないけど芯に力があるというか、たわんでもまっすぐ戻るしなやかな枝のような方なのでしょう・・・。

素敵!

(2014年12月読了)
銀翼のイカロス 銀翼のイカロス
池井戸 潤

ダイヤモンド社 2014-08-01


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★★★

半沢直樹シリーズ第四弾。
今回の舞台は経営破綻したJALをモデルにした、経営再建中の帝国航空。
政治や銀行内部の圧力が働き、半沢と再生タスクフォースは再建策をめぐって対立する。

前作よりも敵が大きかったのですが、半沢の痛快ぶりは健在でした。

最初の1・2作と比べると半沢のダークぶりはなりをひそめエンタメ性が濃くなっていましたが、
勧善懲悪の予定調和な展開は安心して読めました。
映像化が楽しみです。

(2014年11月読了)
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫) カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)
道尾 秀介

講談社 2011-07-15

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★★★

ベテラン詐欺師と相棒の中年2人組は、ある日、ひょんなことからある少女と知り合う。
二人は彼女と姉、その恋人と奇妙な共同生活が送ることになり、次第に奇妙な絆を育んでいく。
そして自らの過去と訣別するため、一致団結し一大詐欺作戦を企てるが・・・。

今回もうまく騙されてしまった!
読み手に対してフェアな作者の姿勢がいい。

情報が入ってくるスピードも程よく、心地よく読み終えることが出来ました。

(2013年5月読了)
本屋さんのアンソロジー (光文社文庫) 本屋さんのアンソロジー (光文社文庫)
大崎 梢

光文社 2014-08-07

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★★★★

作家の大崎梢が、本屋(新刊書店に限定)をテーマに依頼した短編 によるアンソロジー。

元書店員の大崎さんらしいテーマで、ミステリーあり、ほっこりとした話ありと、飽きることなく楽しんで読みました。

印象に残っているのは吉野万理子「ロバのサイン会」と宮下奈都「なつかしいひと」。
書店員かお客の視点で書かれた話がほとんどの中、ロバ視点は斬新でした。
宮下奈都さんも通常営業。
短いながらも温かさに満ちたお話で、読みごたえがありました。

一番良かったのは、飛鳥井千砂「空の上、空の下」。
読んだことのない作家さんでしたが、すごく心に残りましたね~。
本をよく読む人と全く読まない(興味の無い)人との隔たりをわたしも良く感じますが、本を読むとか読まないとか、そんなの瑣末な問題だよね、と思わせてくれました。
人の数だけ世界があって、そのそれぞれ違った世界が触れ合うことで笑いや悲しみが無限に生まれるんだよね、と教えてくれた気がします。

(2014年11月読了)
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プロフィール
HN:
sis
性別:
非公開
趣味:
読書
自己紹介:
読むのがすごく遅いけど、小さい頃から本を読むのが大好き。

大好きな作家は、ジョン・アーヴィング、筒井康隆、津原泰水、中上健次、桐野夏生、北村薫、金井美恵子、梨木果歩。

コンプリート中なのは宮部みゆき、恩田陸、松尾由美、三浦しをん、桐野夏生、北村薫。今のところ、多分著作は全部読んでいます。
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