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豚がつづる読書ブログ
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君がいない夜のごはん 君がいない夜のごはん
穂村 弘

NHK出版 2011-05-25

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★★★★

穂村さんの食べ物にまつわるエッセイ。

ふだん日常に隠された真実が、彼の鋭い観察眼によってあらわになり、目を見開かせてくれる。
ていのいい目くらましによって綺麗に粉飾された物事の裏側や、思ってもみなかった側面を見せてくれるので、やくたいもない考察をいつまでも聞いていたい気分になる。

またいつか読み返したら、面白く感じるポイントが違うんだろうな。

(2014年6月読了)

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放課後探偵団 (書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー) (創元推理文庫) 放課後探偵団 (書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー) (創元推理文庫)
相沢 沙呼 市井 豊 鵜林 伸也 梓崎 優 似鳥 鶏

東京創元社 2010-11-27

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★★★

年齢の若い作家陣による、学校を舞台にしたミステリアンソロジー。
著者は相沢沙呼、市井豊、鵜林伸也、梓崎優、似鳥鶏。

学園ミステリということで恋愛が軸となっている話が多く、若い登場人物達の思考や会話がひたすらかわいいなあ~という感じでしたが、梓崎優のお話は青春ものらしいシニカルな視点が提示され、一番印象に残りました。

全体的にノスタルジックで懐かしい雰囲気のお話ばかりで、アンソロジーとして良くまとまっていて読みやすかった。
逆に言うと、予想を凌駕する飛び抜けた作品は無かったのですが、学園もののいろんなバリエーションを楽しめたので満足でした。

(2014年6月読了)
理由あって冬に出る (創元推理文庫) 理由あって冬に出る (創元推理文庫)
似鳥 鶏

東京創元社 2007-10-31

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★★★

ある高校の芸術棟で幽霊が出るという噂が広まった。
真相を確かめようと夜の学校に侵入したにわか高校生探偵団の前に、本物の幽霊が出たが・・・。

ひとつの幽霊事件を解決すると次々に新たな幽霊が出現する。
謎を解いていくとより大きな謎の正体に迫っていく、という形式のお話で、ライトだけれども楽しく読めました。

学校ならではのトリックの小道具の使い方もうまかったし、個性的な文化系部の面々の掛け合いも素敵。

純朴な子どもたちとずるい大人を対比させるというほろ苦さの残る終盤も、青春ミステリらしくて良かったです。

ただ、最後の数ページがちょっと唐突過ぎて興醒めでした。
あの部分は蛇足じゃないかな・・・。

(2014年6月読了)

矢上教授の午後 矢上教授の午後
森谷 明子

祥伝社 2009-07-10

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★★★

夏休みの午後、とある大学のおんぼろ校舎では理系の研究室の人々が各々の学業にいそしんでいた。
そして落雷による停電の中、閉ざされた研究棟の最上階で誰も見知らぬ男の死体が発見される。
日本古典文学の老教授(本当は非常勤講師)、矢上教授がたどりついた真相とは・・・。


謎や伏線はよく練られていて面白かったんだけど、一つ一つの章が短すぎて、登場人物達の状況がうまく把握できず、今何が起こって誰がどう考えているのかついていくのが大変でした。

そのためか人物描写の掘り下げも浅く、細切れにする必要があったのかなあと疑問に思います。
非常口や研究室の位置も読んでいるうちにわからなくなってきたので、校舎の見取り図も欲しかったです。

素材(謎)はよかったので情報が整理されていればもっと面白かったのにと思いました。ざんねん。

(2014年6月読了)

桜庭一樹選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎007 (講談社文庫) 桜庭一樹選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎007 (講談社文庫)
日本推理作家協会

講談社 2012-10-16

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★★★★

桜庭一樹セレクトのミステリアンソロジー。

桜庭さんならではの独特の選択眼によって集められた、味わいのある短編ばかりでした。
どれもこの本が無ければ出会えないだろう作品ばかりで、すごく面白かったです。

特に良かったのは以下の3作品です。
 
「洋服タンスの奥の暗闇」小泉喜美子
ラストが読者にさまざまな想像を促す内容になっており、心に残りました。

「鳥を見た人」赤江瀑
どこか心に引っかかりを残す話で、すごく好きです。
謎の背景にある人間関係を丁寧に明らかにしていくことで見えてくる悲しい真実に、心を揺さぶられます。

「人質カノン」宮部みゆき
10年以上前に読んだことがあったのにすっかり内容を忘れていましたが、やっぱり宮部さんは凄いです。
時代の風景を鮮やかに切り取っているし、登場人物への目配りも細やかです。
どれを読んでも全て一定の高水準なので、安心して読めますね~。

(2014年5月読了)
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sis
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趣味:
読書
自己紹介:
読むのがすごく遅いけど、小さい頃から本を読むのが大好き。

大好きな作家は、ジョン・アーヴィング、筒井康隆、津原泰水、中上健次、桐野夏生、北村薫、金井美恵子、梨木果歩。

コンプリート中なのは宮部みゆき、恩田陸、松尾由美、三浦しをん、桐野夏生、北村薫。今のところ、多分著作は全部読んでいます。
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