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獣の奏者 4完結編 (講談社文庫) 上橋 菜穂子 講談社 2012-08-10 売り上げランキング : 1566 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
★★★★
人間とは心の通わない獣と、心を通わせる術を得たことで災いの扉も開けてしまったエリン。
2巻から11年、母となった彼女は以前と変わらず教導師をしながら王獣の世話をしていた。
隣国との衝突が激化する中、再びエリンと王獣は争いの道具として、政治に巻き込まれていく。
ダイナミックで壮絶な物語のうねりに身を任せながら読み進めていくうちに、辿り着く結末が薄々と見えてきて、辛くてしょうがなかった。
闘蛇と王獣の生態について巧妙に隠してきた真実、王祖ジェと闘蛇の関係もとうとう明らかに。
真実を知ることでしか未来は開けないと、獣にとってよりよい選択肢を模索するエリンの苦悩。
真実を知り、隠さずにそれを伝えていくというエリンの選択は生の営みの大きな流れの中の一点であることは解っているものの、他にもっと方法がなかったのだろうか?と読後も悶々と考えてしまう。
伝えることを諦めず、真実を受け継いでいくことの大切さ。
エリンの灯した松明は確実に読み手の心に届いてるよ!とエリンに伝えたいなあ…。
それだけ、心に残り、受け取るものがたくさんあったシリーズでした。
いつかまた読み返したい。
(2012月9月読了)
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「守り人」のすべて 守り人シリーズ完全ガイド 上橋 菜穂子 偕成社編集部 偕成社 2011-06-18 売り上げランキング : 50839 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
★★★
「守り人」シリーズの世界を余すところなく紹介したガイドブック。
バルサとタンダの後日譚を描いた書き下ろし短編「春の光」が目当てで読みました。
タンダのことを「夫」「つれあい」と呼んでいるところが、ほっこりします。
バルサは、これからは穏やかな暮らしを守っていってほしいな。
翻訳者との対談や用語辞典など、見どころ満載のガイドブックでした。
(2012年6月読了)
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★★★★
タルシュ帝国侵攻から自国を救うため、隣国との同盟を結ぼうと奮闘するチャグム。
事の真相を知ったバルサは、行方不明になったチャグムを探すためロタ王国へと向かう。
同じ頃、新ヨゴ皇国ではタルシュとの交戦に備えが始まり、タンダは草兵として戦地へと赴くことになる。
そして、異界ナユグの世界にも大きな異変が起きていた…。
前作「蒼路の旅人」に引き続き、最終章へと突入。
「精霊の守り人」から考えると、物語を取り巻く世界も広くなりました。
今までに登場した国の人々が総出演し、否応なしに戦乱に巻きこまれてゆきます。
厳しい状況の中、国民のために希望を求めて茨の道を進む、チャグムの姿が涙ぐましい。
錯綜した人物関係と政治状況とが同時進行するので少し混乱したけど、無駄のない文章ですっきりと情報が整理されているので、読みやすかったです。
躍動するストーリーに、続きが早く読みたくてたまらなくなります。
(2012年4月読了)
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蒼路の旅人 (新潮文庫) 上橋 菜穂子 新潮社 2010-07-28 売り上げランキング : 18502 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
★★★★
新ヨゴ皇国に、タルシュ帝国の侵略を受けている隣国サンガルからの援軍の要請が届くが、それはすでにタルシュ帝国の手先となったサンガルが仕掛けてきた罠だった。
父王に反発したチャグムは罠と知りつつ援軍に赴き、己の身ひとつで大国に対峙しようとする。
いよいよ、シリーズ完結に向けて佳境へ突入。
見どころは、少年から青年へと脱皮したチャグムの成長。
凛として聡明だが、為政者としてはまだ非情になれない青い彼が、過酷な運命のなかで最善の道を見極めようとする。
父子の確執や一枚岩ではない敵国との駆け引きなど、これから問題は山積みなのですが、これらの苦難をどう乗り越えるのか……ラストの国民を守るために命を賭すチャグムの決断には、びっくりしながらもエールを贈りたくなりました。
ただ、話の起伏に富んでいるものの、展開はダイナミックさに欠け、少しだけ単調に感じました。
いつもはミクロ(バルサやチャグムの動向)とマクロ(国難などの政治的な問題)の二つの視点で物語世界を俯瞰しながら話が進んでいくのですが、今回はマクロ視点多めなのでそう感じたのだと思います。
(2012年3月読了)
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大好きな作家は、ジョン・アーヴィング、筒井康隆、津原泰水、中上健次、桐野夏生、北村薫、金井美恵子、梨木果歩。
コンプリート中なのは宮部みゆき、恩田陸、松尾由美、三浦しをん、桐野夏生、北村薫。今のところ、多分著作は全部読んでいます。